2007/09/29

9月22日 ピピ島

8日目:ダイビング3今日はダイビングの日。7時に起きてショップに向かう。トロピカル・ガーデンからだと少し遠い。ティミはすでに来ていた。今日は前回と違うポイント。1回目のダイブはビダ・ナイ島。今回はティミもパニックにはならず、いい感じ。俺は耳栓を忘れたが、特に問題なかったのでそのままダイブを続ける。今日は波もなく、水中の透明度も素晴らしい。魚が大量に泳ぎまくっていた。いくつもの魚の群れをくぐりながら水中散歩。ティミはタンクの空気が少なくなったので、途中で他のチームと一緒に浮上を始める。レナと俺はそのまま続行。しばらく水中散歩を続け、浮上のために水中5mのところでセーフティ・ストップをしていると、近くをブラックリップシャークが泳ぎ始めた。素晴らしい。
2回目のダイブは俺とレナだけ。ティミは午後のロック・クライミングに備えて休憩。今回はより落ち着いて潜れ、瞑想の度合いも深い。今度のポイントはサメが多い。何匹かのサメが群れて泳いでいた。1時間ほど潜り、セーフティ・ストップ。今度はウミガメが海面に向けて泳ぎ上がり、また潜っていく。
この旅ではこれが最後のダイビング。もっとずっと水中にいたいが、これからはいつでもできる。ライセンスを取ったのはいい考えだった。これでまた1つ、自由になったのだから。

ひる名刺はピピ島の中にあるイタリアンレストランで、ビーフ・ステーキ、という1人多国籍料理。ま、たまにはこういうわけ分からん料理もいいだろう。味はやっぱりタイ料理の方がいいけれど。
さて、そろそろ一眠りに戻ろうか。

一眠りのつもりが、結構眠ってしまった。夕陽に間に合うだろうか?
マヤ湾は「ザ・ビーチ」の舞台になったところで、もともとピピ島に興味を持ったのはこの映画が発端だ。昔からロビン・クルーソーや十五少年漂流記、蝿の王など、無人島ものの小説や映画が好きだったが、ザ・ビーチは主人公たちが自ら求め、たどり着いて、そこでヒッピーたちが作り上げた楽園を見つける。それは俺にとっては1つの理想で、昔から求めている夢。最後にはその楽園が儚く消えてしまうとこまで含めて、本当に it sense me な話だ。
マヤ湾で夕陽を見ずに帰るわけにはいかない。マヤ湾にいくには1日スノーケリング・ツアーやサンセット・トリップがあるが、今回はボートタクシーで行く。3時間1000バーツとちょっと高いので、本当は誰かとシェアしたかったが、時間もないし、仕方ない。1人で行くことにする。
海岸でボートを探し、乗せてもらう。ロング・テイル・ボートは小型の木の船で、船尾にバルカン方のようなスクリューがついている。銃身を振るような操作で、船をコントロールするのだ。今いるピピドン島から、マヤ湾のある無人の島、ピピレイ島まで約30分。強い波に揺られながら娘の島での生活に思いをはせる。
多分このまま続ければ、俺はいいダイブマスターになれるだろう。もう少し長く住んでいれば英語もましになって、ダイブインストラクターになるのも無理なことではない。ダイブマスターだけでも住むには十分だし、インストラクターならもっと金になる。ネット上で何か言いサービスを提供できて、Google Adsenceで多少の金が手に入れられるようになれば、もう何の問題もない。親を日本に置いたまま離れるのは少し心配だが、何かの時に帰れるだけの貯金を作れればなんとかなるだろうか。チャットもあるし、連絡に問題はない。友達は、友達はどうすればいいだろう。今はそれほど頻繁に会うことはないが、彼らに会えなくなるのは辛い。彼らに泊まる場所を提供できれば、年に1度くらい遊びに来てくれるだろうか……。

マヤ湾の夕陽は美しかった。本当に死ぬほど美しいと思った。

こうして、1人、物思いに沈むことは長いことなかった気がする。なぜ、いつのまに、俺はそれを忘れてしまっていたのだろう。

0 コメント: