2007/09/29

9月24日 ピピ島

10日目:最後の別れ / ティミ出発の朝。宿の人たちに別れを告げる。
ション・プーチはまだ起きていない。朝方、激しい雨が降ったがもうすぐ止みそうだ。
港に着くと、ティミが何かを待っていた。彼女とは昨日会えなかったので、別れを言う機会ができて良かったと安堵する。短い別れを交わし、フェリーに乗って出港を待っていると、しばらくして彼女が少し戸惑いながらやって来る。
実は彼女も、イミグレーション・オフィスで滞在期間延長の手続きをしにプーケットに行くのだと言う。
彼女につきあってイミグレーション・オフィスに。なかなか場所が分からず、ついたときには昼の休憩時間。

再開を待って彼女は手続きを、俺は日記書きを。彼女はどうにか無事、手続きを終えた。街の中心部で土産を買うのに付き合ってもらってから、彼女の帰りのボートのチケットを入手するつもりが、イミグレから街の中心部までの道がまた分からない。2人とも歩き疲れていたので、タクシーを拾う。タクシーといっても少し大きめのスクーターで、それに3人乗り。何がどう間違って伝わったのか、タクシーはまず港に向かった。3人乗りでもなかなか安定していて、運転手と俺の間に挟んだティミの感触も心地言い。結局、港で彼女を下ろし、俺はまた街に戻ることにした。

1人きりの状態から始まった旅は、寂しい疎外感につつまれていた。モンスーンが一時的に癒してくれたが、雨が止むとまた1人。それがいつのまにか、ヅーン、ステファン、クリスティナと出会い、ション・プーチやキム、ドナとアリー(と一応サトシ)、ジャッキー、そしてレナにティミ、といつの間にかいろんな人に囲まれていた。旅が終わりに近づくにつれて、1人、また1人と別れを告げる。そして、ティミと別れた俺は、また1人に戻る。疎外感はもうない。寂しいけれど、最初の頃とは違う寂しさだ。終わらない旅は旅じゃない。短い旅だし、最初から終わりの見えていた旅だ。だけど、そんな足袋の中にも、終わらずにずっと続き続けるものはあるだろう。

また、いつか、それに再会する日がきっと来る。

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